野球の楽しさを多くの子どもたちに知ってもらおうと3日、元メジャーリーガーによる野球教室が秋田県大館市で開かれました。

野球教室は、子どもたちに野球の楽しさを知ってもらい、競技人口の拡大を図ろうとリトルリーグ東北連盟が企画しました。

3日は、秋田、青森、岩手の3県から、9チーム約110人の小学4年生以下の子どもたちが参加。メジャーリーグのロサンゼルス・ドジャースなどで活躍した宮城・仙台市出身の斎藤隆さんをゲストに迎えました。

元メジャーリーガーの斎藤さんが投球を披露すると、子どもたちは驚きの表情を見せていました。

斎藤さんは子どもたちに、投球フォームや守備の姿勢などを丁寧にアドバイス。子どもたちは目を輝かせながら斎藤さんの話に聞き入っていました。

斎藤さんは子どもたちに「ミスをした後でも頑張って取りにいって投げる。ランナーがどんどん走っちゃうので、点にならないようにすることがとても大事」と、最も大切にしてほしいことを伝えました。

この後、ベースランニング競争など野球に親しむ様々な活動が行われ、子どもたちは楽しみながら練習に取り組んでいました。

岩手から参加した3年生は「色々教えてもらえて楽しかった。教えてもらったことを生かして取り組んでいきたい」「キャッチボールの時に自分がいくら速い球を投げられても、相手が取れないとキャッチボールじゃないことを知ることができた」と話していました。

元メジャーリーガー・斎藤隆さん:
「どうしても勝ち負けは必ずついてまわるが、そこだけに執着するのではなく、野球を通じてそれ以外の重要なことを子どもたちに学んでほしいと思うので、まずは何より楽しんでほしい」

リトルリーグ東北連盟では「こうしたイベントを通して子どもたちが野球を好きになり、将来、野球選手が1人でも多く育ってほしい」と話していました。

秋田テレビ
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