世界最大級の貨物運輸会社の拠点で、貨物機が離陸直後に墜落・炎上。巨大な炎と黒煙が噴き上がった。
約8キロ圏内に暮らす住民には、屋内への避難が呼びかけられるなど、影響は深刻だ。

燃料は満タン状態で現場周辺の至る所で黒煙が…

機体の一部から火が出た状態で、前進を続ける貨物機。

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次の瞬間!

機体は激しく爆発し、炎上。巨大な炎が噴き上がった。

撮影者:
待って!貨物機が墜落した!

爆発の瞬間は、別の地点からも捉えられていた。

車窓から目撃した女性:
なんてこと!

映像には、巨大な炎と黒煙が噴き上がる様子とともに、慌てふためく女性の声が記録されていた。

事故が起きたのは4日、午後5時すぎ。アメリカ・ケンタッキー州にある、ルイビル国際空港付近。

乗員3人を乗せて、ハワイのホノルル空港に向かって空港を出発した、アメリカ運輸大手UPSの貨物機が離陸直後に墜落・炎上した。

燃料は満タンの状態だったとみられ、現場周辺の至る所で黒煙が立ち上る様子が記録されていた。

地元当局によると、貨物機が墜落した場所は工業地帯で、これまでに貨物機の乗員3人を含む、7人が死亡したとみられるほか、11人が負傷したという。

空港付近では、消火活動が続けられているが、死傷者の数は今後さらに増える恐れがある。

また空港から約8キロ圏内に暮らす住民には、屋内への避難が呼びかけられるなど、影響は深刻。

世界最大級の貨物運輸会社の拠点で起きた墜落・炎上事故。
その影響で、郵便物の配送などに支障がでることも懸念されている。

今回の事故を受け、国家運輸安全委員会が現地に調査チームを派遣し、貨物機の墜落原因について詳しく調べる方針。
(「イット!」11月5日放送より)