仙台育英高校のサッカー部員が、複数の部員から暴言を受けたとされる問題で、去年5月にも学校側に被害を訴えていたことが分かりました。
この問題は、仙台育英のサッカー部に所属する3年生の男子部員が、おととし春ごろから容姿を揶揄する暴言を複数の部員から受け、学校側が「いじめ重大事態」として調査しているものです。
男子部員は去年、「抑うつ症状」と診断され、現在も通院を続けているということです。
今回の調査が始まったのは10月ですが、男子部員は去年5月にも学校職員に被害を相談していたということです。
学校側は「前回の対応が不十分だった可能性がある」としています。
仙台育英サッカー部は、全国高校サッカー選手権の全国大会出場権を獲得していますが、学校側は対外活動の停止も視野に入れて、全ての部活動でいじめがないかなどを調査することにしています。