小学生が夏休みの自由研究で身近な疑問の解明に挑み、その発表会が新庄で行われた。
(発表)
「豆苗が育つには何が必要なのか」
「テレビリモコンの電波はどこまで飛ぶのか」
「服の汚れは何で落ちるのか」
この発表会は、自然や生き物などへの関心を高め理科の面白さを知ってもらおうと、最上地区の小中学校教育研究会・理科部会が毎年開いている。
2025年は8校から代表として参加した44人が、夏休みに取り組んだ自由研究の成果を発表した。
日ごろから感じている素朴な疑問を調べたり実験したりして解明し、その成果をグラフや写真を駆使してまとめて披露していた。
(発表)
「実験の題名は『お金きれいできるかな?大作戦』です」
このうち、どの液体につけるとお金の汚れが最も落ちるかを研究したのは、明倫学園5年の廣野光祐さん。
アルコールや除光液などではなく、酸味や塩分が多く含まれる「梅ドレッシング」だったという予想外の結果に驚いたと発表し、着眼点が素晴らしいと評価を受けていた。
(明倫学園5年・廣野光祐さん)
「期待度が低かった梅ドレッシングがすごくきれいになって、王者になったからその時はびっくりした。来年はうま味成分もプラスしたらどうなるかを実験してみたい」
審査の結果、各部会ごとに6人が最優秀賞に輝いた。
44人の発表は冊子にまとめられ、各学校に配布される予定。