安倍元総理が銃撃され、殺害された事件の裁判員裁判は4日目の審理が開かれています。
検察側の証拠を調べる手続きで、安倍元総理の遺体から見つかった弾丸の大きさや重さについて説明があり、法廷で実際に示されました。
■法廷で示された「弾丸」裁判員が食い入るように見る 山上被告も目を向け…
3年前、参院選の応援演説中だった安倍元総理を手製の銃で殺害した罪などに問われている山上徹也被告(45)は、これまでの裁判で殺人罪について起訴内容を認め、一部の罪の成立などを争っています。
きょう=4日の法廷では、安倍元総理の体の中から見つかった弾丸について、検察側が説明し、「黒みをおびた灰色で、直径11.ミリ,重さ4.3グラムで、鑑定の結果、鉛を含有していたと認められる」と説明しました。
そして、安倍元総理の体内から見つかった弾丸が法廷で実際に示されました。
裁判員たちは顔を近づけて、食い入るように見ていました。
一方、山上被告は弾丸や裁判員のほうに目を向け、その後、視線を落としていました。