春の高校バレーの出場権をかけた鹿児島県予選が先ほどまで鹿児島市の西原商会アリーナで行われ、
女子は鹿児島城西、男子は川内商工が全国大会出場を決めました。

女子の決勝は2年ぶりの優勝をめざす白と緑のユニホーム鹿児島女子と、32年ぶりの春高をめざす青と黄色のユニホーム鹿児島城西の対戦となりました。

鹿児島女子は1番エースの山下凛華選手の強烈なスパイクや、3番小園選手のセンター戦を使った攻撃で6連続ポイントを奪うなど主導権を握り、第1セットを先取します。

しかし、第2、第3セット。

鹿児島城西は17歳以下の日本代表選出経験もあるスーパールーキー、4番頼冨選手が初めてのセンターコートで躍動します。

レフト攻撃に...バックアタック。中に切り込んでのスパイク!

最高到達点300センチの頼冨選手がチームに勢いをもたらし、鹿児島城西が第2、第3セットを連取します。

そして第4セットはまさに死闘となります。

先にマッチポイントを握ったのは鹿児島城西。

しかし、鹿児島女子のエース3年生・山下凛華選手が意地の連続ポイント!

同点に追いつきます。

その後、互いにデュースを繰り返しますが、鹿児島城西が3度目のマッチポイントを握ります。

そして...

実況:井上彩香アナウンサー
「頼冨が決めた!最後はスーパールーキー頼冨のクロススパイク。鹿児島城西高校に新時代をもたらしました!」

鹿児島城西が実に32年ぶり2回目の全国大会出場を決めました。

鹿児島城西高校・アウトサイドヒッター
4番 頼冨果穂選手
「まじで最高です。本当にうれしいです。自分にとって成長できたと思える大会になりました」

鹿児島城西・セッター
有村姫奈乃キャプテン(3年)
「まだ(優勝の)実感があまりわかないです。スパイカーがもっと気持ちよく打ち切れる場面をもっと作って全国ベスト8以上に入ります」

一方、男子の決勝戦は赤と黒のユニホーム第1シードの川内商工と、緑のユニホーム第2シード樟南の対戦となりました。

川内商工がセットカウント3対1で樟南を破り、5年連続6回目の全国大会出場を決めました。

優勝した女子・鹿児島城西、男子・川内商工は2025年1月5日から東京体育館で行われる春高バレー全国大会に出場します。

また、決勝戦の模様は11月4日午後2時20分からKTSの特別番組で放送します。

鹿児島テレビ
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