2日、東海地方で行われた全日本大学駅伝に初出場した鹿児島市の志學館大学。

1区ではエース・中村晃斗選手が鮮やかなラストスパートで区間賞に輝きました。

全国に大きなインパクトを残し、3日朝、鹿児島に帰ってきました。

3日午前9時半ごろ、鹿児島空港に降り立った、志學館大学陸上競技部の選手たち。

少し疲れた表情を見せながらも取材に答えてくれたのはキャプテンの3年生、中村晃斗選手です。

志學館大学 陸上競技部キャプテン・中村晃斗選手(3年)
「あまり実感はないけど動画を見て『勝ったんだ』と思った」

2日、東海地方で行われた全日本大学駅伝。

8区間、106.8キロを27チームで競いました。

青いユニホームの志學館大学は、中村選手が1区を引っ張ります。

区間13位に終わった10月の出雲駅伝のリベンジに燃えていました。

中村晃斗選手
「『今回は絶対行ける』というふうに自信を持ってスタートラインに立てたので、勝つことしか考えてなかった。ラスト1.5km過ぎてからは『どこでいこうかな』と考えていた」

先頭集団でレースを進めた中村選手が仕掛けたのは、残り300メートル付近。

驚異のラストスパートで強豪校のランナーに競り勝ち、見事、区間賞を獲得しました。

中村晃斗選手
「出雲駅伝で悔しかったので、そこをぶつけるという意味で、今回(区間賞を)狙っていたのですごくうれしい。エースの役割を果たせたのでよかった」

九州代表として初出場したレースを22位で終えた志學館大学。

中村選手は今回のレースをこう振り返りました。

中村晃斗選手
「初出場で1区区間賞という、誰も想像していなかった結果を残せてすごい楽しかった。これが陸上の面白さなのかな。チームとしては何もできなかったんですけど、関東とどう戦うかが課題だと思うので、そこを見据えてやっていきたい」

鹿児島から全国へ、その名を知らしめた志學館大学。

今後のさらなる活躍にも注目です。

鹿児島テレビ
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