高校生が自作のマシンでタイムを競う「マイコンカーラリー」の県大会が鶴岡市で開かれ、自慢の1台を持ち寄り0.1秒を争う戦いに挑んでいた。

マイコンカーは、コンピューターを内蔵し選手が入力したプログラムで自動で走る車で、コースの白黒を見分けるセンサーも搭載している。

3日、鶴岡工業高校で開かれたマイコンカーの県大会には、工業系の学科がある県内8つの高校から約30人がエントリーした。

コースは全長50メートルあり、マシンが白線を読み取って自動運転したタイムを競う。

クラスは、使用する部品が限られる“ベーシック”、改造が許された“アドバンスド”、白線だけでなくカメラでコースの構造を視覚的に読み取って進む“カメラ”の3つ。

コースにはクランクやレーンが切り替わる難所も設けられ、コースアウトも続出。
参加者は競技直前まで、これまで手塩にかけて作り上げたマシンを調整しながら、0.1秒を争う戦いに挑んでいた。

(選手)
「いろいろな人に協力してもらって、助けてもらいながら頑張って作り上げたもの。次はさっきより速く走れるよう頑張りたい」

「毎日、速くなってほしいという思いを込めて作った。プログラムはブレーキをできるだけかけない工夫をした。これからマシンの調整を頑張って全国に行きたい」

大会の上位入賞者は、2026年1月に北海道で開かれる全国大会に出場するという。

さくらんぼテレビ
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