卵とホットドッグ、食材へのこだわりが光る2つの専門店をリポート

食欲の秋を迎え、県内には新たな飲食店が続々とオープンしている。今回は情報誌Taktの特集「今行きたい、注目の新店」から、高岡市に誕生した2つの専門店を紹介する。どちらも店主のこだわりが詰まった逸品を提供する注目の新店だ。

「たまご日和」— 究極の卵料理を堪能できる専門店

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高岡市坂下町にある商業施設"サカサカ"の2階に今年5月、卵専門店「たまご日和」がオープンした。「小さな商店街」をコンセプトにした施設内で、大きな窓から通りを眺められる店内と解放感あふれるテラス席が特徴だ。

店のこだわりは何と言っても卵。使用しているのは青森県産の「十六代真っ赤卵」だ。

「名前の通り、黄身がすごく赤くて甘味が強いのが特徴です」と木戸千聖店長は説明する。

この卵は、オーナーが様々な卵を食べ比べてたどり着いた逸品だ。深い甘みとコクの秘密は、青森・津軽山地の豊富な地下水と加熱処理した大豆入りの飼料にある。また、パプリカを加えることで、あの鮮やかな赤い卵色が生まれるという。

看板メニューの「赤いたまごサンド」は、1つ100円程する高級卵を3つも使用した贅沢な一品。試食してみると、卵のコクと濃厚な味わいに驚かされる。

「たまごってこんなにおいしいんだと思ってもらえるような商品を販売しています。たまご日和のたまごサンドがキッカケでタマゴが大好きになってもらえるとうれしいです」と木戸店長は語る。

「HiCKS LOCAL STAND」— 手作りソーセージにこだわるホットドッグ専門店

もう一つの注目店は、高岡關野神社の参道「高の宮通り」にオープンしたホットドッグ専門店「HiCKS LOCAL STAND」だ。テイクアウトも可能だが、アメリカンな雰囲気の店内で礪波悠華店主が作る、こだわりのホットドッグを楽しむのがおすすめである。

最大の特徴は、理想を求めて試行錯誤し、すべて手づくりされたソーセージだ。

「プレーンドッグ」を一口食べれば、そのこだわりがわかる。「最後まで肉を楽しめるように作ってあります」と礪波店主。

このソーセージには10種類以上のスパイスに加え、日本人向けに醤油、昆布茶、みりんなども加えられている。さらに、蜂蜜とにんにくを使うことで、スパイスを利かせながらも日本人好みの味わいに仕上げている。

「他にシェイクもおすすめです。アルコールのシェイクも出しているので、夜にご来店の際には、ホットドッグと一緒にぜひ頼んでください」と礪波店主は語る。

地元への想いも詰まった新店

礪波店主は「高岡の色々な商品なども一緒に並べたりしてホットドッグと併せて高岡を盛り上げれるようなお店にしていきたい」と地元への思いを語る。

一方、「たまご日和」は今月、総曲輪店もオープン。卵への愛が溢れたたまごサンドの人気は着実に広がっている。

食欲の秋、高岡市に誕生した食材へのこだわりが光る2つの専門店を訪れ、極上の一品を味わってみてはいかがだろうか。

富山テレビ
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