日本生命の社員が出向先の内部情報を無断で持ち出していた問題で、持ち出しには複数の社員が関わっていて、複数の銀行から約600件の内部情報が持ち出されていたことがわかった。

日本生命は、三菱UFJ銀行に出向していた社員が、出向先の内部情報を無断で持ち出していたことを7月に発表している。

日本生命は金融庁への報告のため、社内調査を進めていた。

関係者によると調査の結果、複数の社員があわせて7つの金融機関から、約600件の内部情報を無断で持ち出していたという。

日本生命は12日午後、会見を開き説明するとしている。

生保大手4社は、営業を目的とした、銀行など代理店への出向を早ければ2026年度から取りやめる方針を明らかにしている。