最高速度が時速60kmの道路では時速110kmから「危険運転」とする要項案が取りまとめられました。
危険運転致死傷罪の要件は、アルコール濃度や速度について具体的な数値が定められておらず曖昧だと指摘されてきました。
25日に開かれた法制審議会の部会で取りまとめられた要綱案によりますと、速度について、高速道路と一般道で基準を分け、最高速度が時速70km以上の道路ではその速度を60km上回った場合、最高速度が時速60km以下の道路では50km上回った場合に危険運転にあたるとしています。
また、アルコール濃度については、呼気1リットルあたり0.5mgを超えた場合としています。
これはビールの大瓶2本を飲んだ状態にあたるということです。
部会は年明けにも法務大臣に答申する見通しです。