秋田県大館市ではエダマメが出荷の時期を迎えていますが、この雨で畑が一時水に覆われました。幸い出荷に大きな影響はなさそうですが生産者は「恵みの雨を超えてしまった」と不安な表情を見せました。

大館市では20日午前9時までの48時間に208.5ミリの雨の量を観測しました。

こちらは20日午後1時ごろの大館市餌釣のえつりファームのエダマメ畑の様子です。畑が水に覆われエダマメが水に漬かっています。

えつりファームでは7月下旬にエダマメの収穫が始まり10月中旬まで続きます。ところが9月収穫が始まる品種の畑では葉に泥がついていることが確認できます。雨のピークを過ぎた21日朝、生産者は畑を回り状態を1つ1つ確認していました。

えつりファームエダマメ担当・阿部慎也さん:
「ほ場のほうも確認したがそれほど影響を受けている状態ではないので、このまま状況をみながら良いエダマメが採れるよう頑張っている。雨がずっと降らなかったので今回降ってくれたのはありがたいが恵みの雨を超えてしまった」

畑の地中には排水用のパイプがあるものの、今回は排水能力を超える雨の量に見舞われました。生産者はポンプでの排水や、水に漬かったエダマメの洗浄作業に追われていました。また被害を免れた畑では収穫作業を急いでいました。

幸い今後の出荷に大きな影響は出ない見込みですが、生産者はおいしいエダマメを多くの人に届けるため努力を続けています。

秋田テレビ
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