有明海や船にまつわる資料を紹介する企画展が佐賀市で開かれています。

この企画展は、幕末の佐賀藩が海軍の教育や船の修理・建造などを行っていた三重津海軍所跡の世界遺産登録10周年を記念して開かれています。
会場には有明海や洋式船にまつわる資料、約40点が展示されています。
このうち、幕末から明治にかけて活躍した勝海舟直筆の手帳が佐賀で初めて公開されています。
長崎県の海軍伝習所で航海術などを学んでいた時のもので、立方体の体積の求め方が、オランダ語で書かれています。
また、勝が記した「海軍歴史」という書物には、長崎で共に学んだ、佐野常民の名前が記されていて、佐賀藩から学びに来ていた人たちが優秀だったことなどが記録されています。

【佐野常民と三重津海軍所跡の歴史館・近藤晋一郎さん】
「有明海といわば船の歴史をみなさんに知っていただいて、ぜひ子孫に伝えたいと思いまして、そのきっかけになるようにと思ってこの企画を開催致しました」

この企画展は、佐賀市の佐野常民と三重津海軍所跡の歴史館で9月7日まで開かれています。

サガテレビ
サガテレビ

佐賀の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。