北アルプス岳沢で新潟県十日町市のパート従業員の74歳男性が下山中に道に迷い行動不能となり、救助されました。
男性は20日、奥穂高岳を経由して下山中に道に迷い、行動不能になりました。
午後8時半ごろ、本人から「道に迷った。登山道から外れている」と110番に救助要請があり、警察は一晩ビバークするよう指示しました。
21日朝、松本警察署山岳遭難救助隊と長野県山岳遭難防止常駐隊が出動し、午前7時ごろ、男性と同行下山して救助しました。
長野県内の山岳では遭難が相次いでいます。県警は「自分の技量に見合ったルート選びをする」「余裕ある登山計画を立てる」「夏でも雨や強い風にあたると低体温症になる」「こまめに休憩を取り、意識して水分・エネルギーを補給する」「下山するまで体力や集中力を切らさない」など注意を呼びかけています。