北アルプス奥穂高岳で静岡県浜松市の税理士の80歳男性が下山中に滑落し、けがをして、ヘリコプターで救助されました。

男性は21日、奥穂高岳から涸沢に向けて下山中、ザイテングラート付近(標高約2600メートル)で滑落してけがをしました。

警察や消防によりますと、午前9時半ごろ、同行者から119番通報があり、長野県山岳遭難防止常駐隊員が出動し、午前11時45分ごろ、長野県消防防災ヘリで男性を救助しました。搬送時、意識はあり、頭部から出血していて、右ひざをけがしていたということです。

男性は19日、上高地から入山していました。

長野県内の山岳では遭難が相次いでいます。県警は「自分の技量に見合ったルート選びをする」「余裕ある登山計画を立てる」「夏でも雨や強い風にあたると低体温症になる」「こまめに休憩を取り、意識して水分・エネルギーを補給する」「下山するまで体力や集中力を切らさない」など注意を呼びかけています。

長野放送
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