宮城県内では水不足が続いていますが、加美町の岩堂沢ダムや二ツ石ダムでも、放流量の調整が行われる見通しであることが分かりました。
8月20日、石巻市では東北地方整備局が主催する会議が開かれ、県内のダムの貯水率などが報告されました。
それによりますと、大崎市の鳴子ダムは7月29日から23日連続で0%が続いています。
また、現在の放流量が維持された場合、大崎市の岩堂沢ダムでは8月22日、加美町の二ツ石ダムでは8月27日に、貯水率が0%となる見通しだということです。
このことを受け、それぞれのダムでは、0%とならないよう、「放流量」を「流入量」と同じ程度に調整することが報告されました。
鳴子ダム管理所 小嶋光博所長
「まもなく水田が大量の水を必要となる時期が終わります。その点は大丈夫かと思います」
県の河川流域情報システムによりますと、県内20のダムのうち、8つのダムで貯水率が30%を下回っています。