暑い中頑張る受験生たちです。
“夏を制するものは受験を制す”といいますが、鹿児島市の学習塾では夏期講習が真っ最中で受験を控えた小学6年生と中学3年生の子どもたちが懸命に勉強に励んでいます。
鹿児島市加治屋町の学習塾「受験ラサール」です。
轟木康陽記者
「こちらは小学6年生が勉強しているクラスです。中では児童ひとりひとりが黙々と勉強を進めています」
中学受験を控え、最後の夏を過ごす小学6年生。
7月21日から夏期講習が始まり8月11日から15日のお盆休みなどを除き、小学6年生約100人が勉強に打ち込んでいます。
先生
「どうなる?加熱した後」
児童
「白い個体が残っている」
こちらのクラスで行われていたのは理科の授業。
18日は金属を溶かす水溶液を学びます。
先生
「水酸化ナトリウムはアルミニウムしか溶かすことができない。『アルミニウムは(塩酸と水酸化ナトリウムの)どっちにも溶けるのであーる』と覚えたら覚えやすくない?
児童たちはメモを取りながら先生の話を真剣なまなざしで聞き入っていました。
夏期講習が続く児童たち、残り2週間の夏休みも目標達成にむかって頑張ります。
小学6年生
「苦手だった単元を復習して受験前に完璧にできれば」
「私は記述問題が苦手だから夏期講習で克服したい」
一方、今どきの小学生、どのようにして息抜きをしているのでしょうか。
小学6年生
「小学生みんなが見ているのはゲーム実況。僕もゲーム実況を見ている」
「よく聴く音楽はKーPOPの好きなグループの音楽」
こちらは中学3年生のクラスです。
中学3年生の夏期講習では、休憩も挟みながら午後1時から午後9時半まで授業や復習に取り組みます。
中学3年生
「野球部を引退してから時間を大事にしている。理科がいつも(偏差値が)低いからそれを変えたい」
中学3年生
「世界史が苦手でカタカナが覚えにくい。夏休みは総復習ができるいい期間なので苦手を潰すことが目標」
夏休みの残りの期間、どのように時間を使えば良いのか、最後に学習塾の先生に聞きました。
受験ラサール 講師・小久保宇さん
「学校が始まると宿題やテストで追われるような勉強になる。自分を見つめ直す勉強は夏休みでないと難しい。今は苦しいかもしれないけど振り返ったときに。良い夏と思えるような夏にしてほしい」