今年10月に実施される宮城県知事選挙の動きです。現職の村井知事が県政史上最多となる6回目の当選を目指し、自身の後援会の役員に立候補する意向を伝えました。

8月18日午後2時過ぎ、仙台市青葉区内のホテルの一室に入った村井知事。非公開で行われた会合で関係者によりますと、自身の後援会の役員に対し、今年10月に行われる県知事選挙に立候補する意向を伝えたということです。

一方、会合を終えた後に取材に応じた村井知事は、「まずは議会に報告したい」と明言を避けました。

宮城県 村井知事
「自分の考え方はしっかり伝えました。それに対して皆さんからご理解をいただいたのは事実でございますけれども。現時点においては、明確な意思表示というものは控えたいと思います」

村井知事は、大阪府出身の64歳。1984年に陸上自衛隊に入隊した後、1995年に県議会議員となり、2005年に知事選で初めての当選を果たしました。

以降5期連続で当選を果たしていて、仮に6選を果たせば、県政史上最長となります。

村井知事は半導体などの企業誘致や病院再編、宿泊税など「やらなければならない課題が残っているのは事実」とし、県議会9月定例会で、自身の考えを明確に述べたいとしました。

宮城県 村井知事
「残された課題を成し遂げる、自分が成し遂げるべきなのかどうか、そういったようなことを、ここ数カ月ずっと悩み続けて、結論を出し、後援会の役員の皆さまに発表したということであります」

県知事選挙をめぐっては、すでに角田市の元職員・伊藤修人氏(33)が立候補を表明しています。

11月20日の任期満了に伴う県知事選挙は10月9日に告示、26日に投票が行われ即日開票されます。

仙台放送
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