ロシアのカムチャツカ半島付近で発生した地震による津波で、カキの養殖いかだが流されるなどした三重県鳥羽市で8月4日、復旧作業が始まりました。
7月30日に40センチの津波が観測された鳥羽市では、浦村町でカキの養殖いかだ372台が流されるなどの被害が出ました。
復旧作業は4日朝から始まり、地元のカキ養殖業者らおよそ60人が、海中で絡まったロープを引き上げたり、いかだ同士を引き離すなど、4時間にわたって作業しました。
浦村かき組合の角田直樹委員長:
「津波だけはどうしても予想できない。今年のカキは良さそうだという話は上がっていたんですけど、出費が重なりますよね」
被害の全容は、出荷が始まる11月を迎えないとわからないということです。