伊東市の田久保眞紀 市長は自身の学歴詐称問題をめぐり一度は辞意を明らかにしたものの、7月31日に会見を開き、前言を撤回した上で市長職に留まることを表明しました。
会見が1時間あまりで打ち切られる中、市民の理解は得られたのでしょうか?
村田彬 記者:
田久保市長が語ったのはまさかの続投表明でした。この判断に市民は納得できるのか、できないのか伊東市民に聞きました。
●納得できない
自営業(70代):
ちょっと往生際が悪い。もっと正々堂々としてほしい。あの人(田久保市長)がどうこうより市が停滞していることを考えれば、市を良くしようと思って(市長選挙に)出たんだから自分が(市長で)いることで市が悪くなるのは困るのでは
●納得できない
無職(80代):
(市長選挙では)田久保市長に入れましたけど…入れましたけど…。結果がこういうゴタゴタ。やっぱり困りますよね
●納得できない
販売業(70代)
もう辞めた方がいいと思う。新しい人に市長になってもらい、伊東のために頑張ってもらいたい
市民100人へのアンケートでは納得できないが91人だったのに対し、納得できるはわずか9人。
多くの市民が納得できないと答える中、納得できるという市民からは市を前に進めてほしいという意見が聞かれました。
●納得できる
販売・接客業(40代):
あれだけウソつきと騒がれてもまだやるという意識・決意に私は応援します。ついに腹をくくって私は市長をやるんだという顔をしていた。そっちの方が「やれ!やれ!」という感じ。市の仕事をやってくれれば、市を盛り上げてくれれば別にいい
しかし、市役所には苦情や批判が殺到。
対応に追われる市の職員からは続投に疑問の声があがっています。
伊東市職員:
電話も鳴りやまない状態で、市長も「申し訳ないと思っている」と言いながら、「続投する」と言ってこの状態。口だけではないか
伊東市職員:
職員の信用はないと思う。議会との関係性も非常に良いものとは思えないので、市長が続けることで健全な市政運営ができるか疑問
伊東市職員:
市長を継続するのであれば自ら出すものを出して(騒動を)収めてもらい、伊東市政のかじ取りをしてほしい
田久保市長自身が招いた混乱をどう収束させるのか?
その兆しは見えていません。