7月27日夜、堺市のホテルに宿泊していた高校生が夕食後に体調不良を訴え、22人が病院に運ばれた事案について、調査していた保健所は「黄色ブドウ球菌による食中毒」と断定しました。
7月27日午後11時すぎ、堺市西区の「臨海ホテル石津店」で、サッカー大会のために宿泊していた愛知県や福井県の高校生22人が嘔吐などの症状を訴えて病院に運ばれました。
高校生らはバイキング形式の夕食をとった後症状が出たということです。
その後、堺市の保健所が調査した結果、症状が出たのは24人(調査中)で、嘔吐や下痢、腹痛などの症状があり、重症者はいないということです。
調査によると、ホテル1階にある飲食店「OKAIRINa菜」で調理された食事を共通して食べていたこと、患者間で感染症を疑う事実がないこと、検査によって患者が吐いた物のうち14の検体から、『黄色ブドウ球菌』が検出されたことなどから、この施設で調理された食事を原因とする食中毒と断定しました。
食事では、チキン照り焼き、豚生姜焼き、焼き餃子、海老チリ、ハンバーグ、白身魚フライ、ほうれん草の胡麻和え、明太子クリームパスタ、ワカメスープ、ごはん、味噌汁、フルーツが提供されていたということです。
そして堺市は、「OKAIRINa菜」に対して、きょう=1日から2日まで、2日間の営業停止を命じました。
なお店は7月28日から営業を自粛しているということです。