原爆の日を前に広島市の縮景園では、原爆投下後に園に避難して亡くなった犠牲者の慰霊供養式が行われました。

1日朝、縮景園で行われた慰霊供養式には、住民や地元の中学生らおよそ80人が参列しました。

供養式は1987年に64人の遺骨が見つかった翌年から行われていて今年で38回目です。

式では上田宗箇流の上田宗篁(そうこう)さんが「抹茶」をたて献茶したほか、幟町中学校の生徒が「自分たちにできることを考え行動する」などと平和への誓いを述べました。

【上田宗箇流家元 縮景園原爆犠牲者慰霊供養会・上田宗冏(そうけい)会長】
「あれから80年か、という思いが非常に強いですね。その実相を我々地元の人間は伝えていかなくてはいけない。いかに大変だったか、その後いかに復興していったか、その姿を見てもらういたい」

テレビ新広島
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