富山県射水市の伏木富山港で、今月11日に「ヒアリ」1000匹以上が確認されたことを受け、防除対策が進められる中、県は「拡大が見られず収束の方向に向かっている」と見解を示しました。

伏木富山港で確認されたヒアリ(県提供)
伏木富山港で確認されたヒアリ(県提供)
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ヒアリは、南米原産で刺されれば死に至るおそれがある特定外来生物で、先月11日に射水市の伏木富山港の国際物流ターミナルで1000匹以上が確認されました。

環境省を中心に調査と対策が進められ、28日の2回目の調査では、当初の確認範囲内で15匹が見つかりましたが、それ以外では確認されませんでした。

今後、コンテナヤード周辺に残った卵からかえったヒアリが散発的に確認される可能性はあるものの、県は「女王アリも見られず、これから爆発的に増えることも考えにくい」とし、「拡大が見られず収束の方向に向かっている」としています。

引き続き、環境省を中心に、8月8日に3回目の調査が予定されており、ヒアリの生息が確認されなくなってから1か月間は調査が継続される見込みです。

富山テレビ
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