静岡県などに津波警報が発表され、静岡県内の状況を中継でお伝えします。まずは静岡市清水区の日本平です。
光田有志アナウンサー:
静岡市清水区の日本平山頂です。標高約300mの安全なところからお伝えします。
私の後ろには清水港そして駿河湾が見えます。
私は午前10時頃にこの場所に到着しましたが、10時20分頃から清水港に停泊する船舶が次々と沖合に向け出港していく様子が確認できました。
港湾局によると湾内に停泊するほとんどの船は各々の判断で港の外に退避をしていたということですが、エンジンの始動に時間がかかる一部の大型船などは係留を強化した上で、船員は近くの高台などに避難していたということです。
そして、この時間も太平洋沿岸部の広い範囲に津波警報が出されていて県内も海に面する市町で警戒体制がとられています。
県内には第1波がすでに到達したとみられていて下田市で40cm、御前崎市で30cmなど各地で津波を観測しています。
また、これまでに海水浴場やプールの閉鎖、漁港では陸こうや水門の封鎖などが行われていて各市町が「沿岸から離れ高台や津波避難ビルに避難するよう」呼びかけています。
そして、沿岸の市町には「避難指示」が発令されていて午後4時時点で避難所は115カ所で設置され3686人が避難をしています。
一方で、静岡市は正午前に炎天下での避難に関する注意情報を発表し、屋内の3階以上に避難するよう呼び掛けています。
この時間も津波警報は継続されています。
海の様子に変化はなくても決して近づかず、高台への避難を続けてください。