JR福山駅周辺の再整備を巡って駅の北側にバスターミナルを移設する案はいったん見送られることになりました。
福山駅周辺を巡っては福山市や交通事業者でつくる協議会が現在、駅の南側にあるバスターミナルを北側に移設した上で、南側には広場を整備する方向で検討してきました。再整備案では福山駅の商業施設を一部解体し、バスターミナルに続くバス専用のルートを整備することが前提でした。しかし、きのう開かれた会合でJRは商業施設の設備状況などから解体は現時点で難しいという見解を示しました。そのため協議会は北側への移設案をいったん見送り、南側に広場と交通の機能を集約する方向で議論することにしました。会合に先立ち福山市の枝広直幹市長はきのうの市長会見で北側へターミナルを移設する案がなくなったわけではないとした上で、JRと協議を続けていく考えを示しました
【福山市・枝広直幹市長】
「引き続きですね、JRに対してはどのような北口も含めた駅周辺づくりができるのかということについては議論は継続していきます」
市は来月市民との対話集会を開き、市民の意見を聞くことにしています。