雄大な自然を楽しめツーリング客などからも人気が高い国道252号線。2025年4月から、冬の間通行止めとなる区間で大雪が原因とみられる橋の流出が確認され、通行止めが続いている。

国道の通行止めは、只見町内にあるキャンプ場にも影響を与えていた。
「奥会津ただみの森キャンプ場」の小菅岳人さんは「国道252号線のきれいな景色を見て、こちらのキャンプ場に泊まられるというお客さんが多いが、そういった方たちが減少した。新潟方面から来る客が、通行止めのところまで来て通行止めに気付いて急にキャンセルになる」と話す。

バイクで訪れると、宿泊料が1泊1000円となり、新潟方面から訪れるツーリング客も多いこのキャンプ場。繁忙期である夏になっても、通行止めの影響からか予約は例年の半分ほどにとどまっている。
小菅さんは「お客様が来る来ないに限らず、只見町の町民も新潟に行く唯一の道路なので再開通は早めにお願いしたい」と話した。

一日も早い再開通が待たれるなか、福島県は7月25日に仮の橋の設置が完了したことを報告し、道路の舗装工事などを進めた上で8月12日前に再開通する見通しを示した。※片側交互通行

只見町政策監の新國元久(にっくにもとひさ)さんは「町内には大変な疲弊感といいますか閉塞感があり、具体的にも人の動きや物の動きが途絶え本当に困っていたのでありがたい。鉄路・道路で秋の紅葉シーズンに向けて、また観光で頑張っていきたい」と話した。

福島県は、8月上旬にも具体的な再開通の日時を公表するとしている。

福島テレビ
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