名古屋市中川区で、同居する祖母を殺害した罪などに問われていた19歳の男に24日、懲役12年の判決が言い渡されました。

 男は去年8月、中川区の自宅で、当時78歳の祖母の首を延長コードで締めて殺害し、貯金から現金50万円を盗むなどした、殺人や窃盗などの罪に問われていました。

 これまでの裁判員裁判で、検察側は「自分の孫から突然攻撃を受けた祖母の苦しみや恐怖は計り知れない」などと懲役16年を求刑し、弁護側は男の発達障害の影響があるとして、保護処分が相当と主張していました。

 名古屋地裁は、「障害等が犯行に与えた影響は限定的で、犯行の凶悪さ、重大さが大きく減じられるとは評価できない」などとして、懲役12年を言い渡しました。

東海テレビ
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