全国のニュースでもお伝えしているように、アメリカのトランプ政権との関税交渉が決着しました。
コメに関する合意内容について、JAみやざきは「既存の輸入枠の中で、主食用米の輸入上限を引き上げることがあれば、断じて許容できない」とコメントし、政府に対し、早期の情報開示を求めるとしています。
日米関税交渉は、日本時間の23日朝、赤沢経済再生担当大臣がホワイトハウスでトランプ大統領と会談して合意しました。
石破総理は、8月1日からの相互関税を「15%にとどめることが出来た」とした上で、「合意には、農産品を含め、日本側の関税を引き下げることは含まれていない」と述べました。
コメについては、毎年関税をかけずに一定量を義務的に輸入している「ミニマムアクセス」の枠を維持し、その中でアメリカの輸入割合を拡大するということです。
これに対し、JAみやざきは、「詳細が公表されておらず確定的なコメントはできない」としつつも、「今回の合意を受けて、ミニマムアクセスの枠の中で、主食用米の輸入上限を引き上げることがあれば、国内の水田農業への甚大な影響が発生するため断じて許容できない」とコメント。
政府に対し、合意内容の詳細について、早期の情報開示を求めるとしています。