6日午後2時すぎ、悪石島で震度5強を観測する地震が立て続けに2回発生しました。
十島村役場などによりますとこれらの地震による被害の情報は入っていません。
6日午後2時1分ごろ、悪石島で震度5強を観測する地震がありました。
震源の深さは約20km、地震の規模を示すマグニチュードは4.8と推定されます。
さらにその6分後の午後2時7分ごろ、同じく悪石島で震度5強を観測する地震がありました。
震源の深さは約20km、地震の規模を示すマグニチュードは5.4と推定されます。
いずれの地震についても津波の発生はありませんでした。
地震発生当時、悪石島にはあわせて28人がいましたが、全員けがはなかったということです。
気象庁はこれらの地震を受けて先ほど会見を開き、当分の間、震度6弱程度の地震に注意するよう呼びかけました。
また、揺れの強かった地域では家屋の倒壊や土砂災害の危険があり、雨にも十分な注意を求めています。
そんな中、十島村からの島外避難第2陣の住民を乗せたフェリーとしま2が、午後5時半すぎ、鹿児島市の港に到着しました。
今回避難したのは悪石島の住民31人と小宝島の住民15人のあわせて46人で、住民たちはバッグやスーツケースとともに足早にターミナルへ向かっていました。
6日時点で悪石島には23人、小宝島には41人の住民が残っているということで、十島村は今後さらに希望者が出れば、島外避難の第3陣を検討するということです。