除染で出た土などを不法に投棄したとして、環境省は福島県大熊町で除染作業を行っていた下請け企業と元作業員を刑事告発した。
環境省によると、2021年度に福島県大熊町の復興拠点とその周辺で行われた除染作業で、下請け企業の元作業員が除染で出た土などを水路に不法に投棄した疑いがあるという。
元請け企業やほかの元作業員からの情報提供を受けた環境省は、関係者への聞き取りを行い、6月30日付で福島県警察本部に刑事告発した。
環境省は、2025年3月に不法投棄されたとみられる周辺の放射線量などを測定したが、数値に異常はなかったという。