オリンピアンが出前授業です。
バスケットボール元日本代表で、1996年のアトランタオリンピックに出場した岩屋睦子さんが25日、出雲市の小学校で特別授業を行い、子どもたちに夢を持つことの大切さを伝えました。
バスケットボール元日本代表 岩屋睦子さん:
どんどんちょうだい!
25日、出雲市の荒木小学校。
5年生の児童たちと体を動かしたのは岩屋睦子さん。
バスケットボール元日本代表で現役時代はポイントガードとして活躍。
1996年のアトランタオリンピックに出場したオリンピアンです。
日本サッカー協会などが行なっている全国の小学校へのアスリート派遣事業で、「夢先生」として子どもたちと交流。仲間と協力することや夢を持つことの大切さを伝えています。
授業では、「だるまさんが転んだ」の要領でチーム全員が手をつないだままゴールを目指しますが…。
講師役:
残念~!
なかなかうまくいきません。
バスケットボール元日本代表 岩屋睦子さん:
なんの合図がいい?
児童:
ゴー。
バスケットボール元日本代表 岩屋睦子さん:
ゴー、ストップにしよう。
子どもたちと作戦を立て、声を掛け合いながら再び挑戦。
すると、短い時間でチームワークを高めました。
バスケットボール元日本代表 岩屋睦子さん:
みんながゴールしたいっていう気持ちが一つになってたじゃん。
色んなことやっていくときにも全力でやってみることは凄く大事だし、そこでまた仲間を信頼すること。
このあと、教室で岩屋さんが子どもたちに自身の経験を話しました。
バスケットボール元日本代表 岩屋睦子さん:
何か目指せるものがある、夢を持っている人って、そこに一生懸命になっているから、すごく輝いていると思わない?
挫折や成功の体験を振り返りながら、夢に向かって努力することのすばらしさを伝えました。
子どもたちも「夢シート」に将来の夢を書きとめ、発表しました。
児童:
「ユーチューバーになって人気になりたいです」
「プロ野球選手になって、いつか家族に恩返ししたいです」
バスケットボール元日本代表 岩屋睦子さん:
先のことを不安がるんじゃなくて、自分がやってみたいっていうことがあるんだったら、結果はどう出るか分からないけど、自分の正直な気持ちにチャレンジしていってほしいなって思います。
児童:
「今いる友達を大切にしたいなって思いました」
「プロ野球選手になって、活躍して楽しみたいです」
岩谷さんとの交流は、子どもたちにとって将来の夢を描くきっかけになったようです。