被爆80年の節目に、戦争や原爆の記憶を表現した美術作品の展示会が、広島市現代美術館で始まりました。
日本地図を取り囲み、真珠湾攻撃を画策する旧日本軍の要人たち。
その上には、広島に原爆を投下した爆撃機「エノラ・ゲイ」真珠湾攻撃の裏で、原爆投下に向けた準備が進められていた事を示した模型です。
広島市現代美術館で、被爆80年事業としてきょうから始まった特別展「記憶と物」では、戦争や原爆の記憶を表現した絵画や模型など60点が展示されています。
【広島市現代美術館:松岡剛主幹学芸員】
「戦後80年ということで戦争の記憶原爆の記憶そういった事をテーマにしながら美術作品が過去の出来事、記憶とどういう関係をもってきたのかということを知っていただくような展覧会として企画しました」
特別展「記憶と物」は、9月15日まで開かれます。