大量の公文書を処理せず放置するなどした岐阜県美濃市の女性職員が、懲戒処分を受けました。
美濃市によりますと、民生部の20代の女性主事は、障害者福祉の担当をしていた2024年度までの2年間、療育手帳や医療費などの市民からの申請151件を処理せずに放置していました。
このほか、書類に市長印を無断で使ったケースが859件あり、33人分の個人情報が記載された書類も紛失していました。
2025年春の異動で、別の職員が机の引き出しなどから処理されていない書類を見つけ、女性主事は「わからない業務を調べるのが苦手で、後回しにしてしまった」と話しているということです。
市は女性主事を停職2カ月とした上で、市長と副市長を1カ月、10分の1の減給とする方針です。