岐阜県白川村は、およそ150万円を横領した男性職員の懲戒処分について、発表も処分もしていませんでした。
白川村によりますと、村民課の主査だった男性職員(37)は2024年までの5年にわたり、住民でつくる「白川郷荻町集落の自然環境を守る会」など4つの団体の口座から、およそ150万円を不正に引き出していました。
横領した現金は、競輪などのギャンブルに使ったということです。
この男性職員は去年9月に、狂犬病予防接種の費用として集めた現金の管理が不適切だったとして戒告処分を受けたあと退職届を提出し、横領について申し出たということです。
村はその後、男性職員を別の問題行為でさらに2度減給処分をしましたが、一度も発表しなかったうえ、横領については全額返金したとして処分せず、退職届を受理しました。