「JAながの」の職員が共済の掛け金839万円余りを着服していたことがわかりました。競馬などのギャンブルにのめり込み借金返済などに充てていたということです。

「本当に申し訳ありませんでした」

20日、会見を開き陳謝したJAながの。職員が共済の掛け金を着服していたことを明らかにしました。

着服していたのは西山支所で共済の窓口を担当していた男性職員です。

男性職員は2024年4月から1年2カ月間、共済の端末機を不正操作して66人の契約者の掛け金およそ4945万円を流用。このうち一部を妻名義の口座に振り込む手口で総額839万円余りを着服していたということです。

男性職員は4月の人事異動で支所を離れましたが、残務処理などとうそを言って、2度支所を訪れて端末機を操作。疑念を抱いた別の職員が調査し、6月11日に発覚しました。

JAながのの調査に男性職員は「競馬などのギャンブルにのめり込み、借金返済や生活費に充てていた」などと話し全額弁済したということです。

JAながの担当者
「より一層のコンプライアンスの意識の醸成に、さらに取り組んでいきたい」

JAながのは他にも被害があるか調査中で、処分や刑事告訴を検討しています。

長野放送
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