信州大学は、長野県松本市内の企業と初めてとなるネーミングライツの契約を結びました。命名権の対象は1年生が使う講義室で、学生が地元企業に関心を寄せるきっかけになればとしています。
信州大学とネーミングライツの契約を結んだのは、松本市に本社のある水道・ガスメーターの開発などを手がける「東洋計器」です。
大学は、財源の確保や地域との連携強化のため2024年から大学の施設に命名権を付与する事業者を募集していて、契約の締結は今回が初めてです。
信州大学・中村宗一郎学長:
「連携・調印は、本学にとって誠に大きな歴史の節目の一つと思っている」
命名権の対象となったのは、主に1年生が使用する講義室。9月以降は「東洋計器講義室」と表記されます。
契約期間は、2025年9月29日から5年間で、命名権料は715万円です。
東洋計器・土田泰正社長:
「東洋計器を知ってもらう機会が増える。長野県内、松本市にこういう企業がある。
地元にどんな企業があるのか、関心を寄せていただく機会になれば学生にとってもいい」
信州大学は、命名権料を老朽化した机の更新など施設の整備にあてる方針です。