夏山の本格的な観光シーズンを前に、米沢市の西吾妻山で営業開始に合わせた安全祈願祭が行われた。
米沢市と福島にまたがる標高2035メートルの西吾妻山は、ロープウェイとリフトを乗り継いで標高1820メートル地点まで行ける人気の観光スポット。
安全祈願祭は、ロープウェイを運行する天元台が毎年行っていて、20日、観光関係者など約50人が参加してシーズン中の盛況と安全を祈願した。
このあと、市の内外から訪れた登山客は早速リフトに乗り込み、山頂へと向かっていった。
(米沢市から)
「毎年、天元台には何回か来る。天気はちょっと曇りだけど、かえって爽快感を味わえそう」
天元台高原の施設は2025年2月、水道管にずれが生じ休業を余儀なくされたが、仮設の復旧工事を終え、通常通りに営業できる状態となった。
(天元台・山田長一社長)
「さわやかな空気を吸って気分を一新してもらえれば」
ロープウェイとリフト営業は10月26日までで、天元台では昨シーズンより3000人多い2万人の利用を見込んでいる。