暑い日にアイスクリームが食べたくなるという人も多いと思う。山形の魅力が詰まった環境にも優しいアイスはいかがだろう。
天童市の道の駅天童温泉にある産直施設「サンピュア」は、今が旬のサクランボを買い求める多くの人でにぎわっていた。
そんな店内で販売されているのが…。
（リポート）
「今回暑い夏にぴったりのサクランボを使った商品が誕生しました。それがこちらの“シン・さくらんぼアイス”です。なんとサクランボの果肉が30％以上も入っているということです」
サクランボのイラストがかわいらしいこのアイスを開発したのは、寒河江市で料亭とレストランを運営する「東門」。
東門ではサクランボやブドウなど山形の特産品を使った商品の開発も行っていて、その新商品として「シン・さくらんぼアイス」を5月に発売した。
（東門・石山達也販売促進部長）
「山形・寒河江市産のサクランボ、ギフト出荷できないサクランボを使ったアイスクリーム。色が少しつかなかったり・形が小さかったりしたものなど、不そろいなものをあえて使っている」
アイスに使っているのは主に2024年に収穫された佐藤錦。
出荷の基準に満たないものを農家から集めて、種と軸を取って新鮮なうちに瞬間冷凍し、機械で砕いた果肉をアイスの原料にしている。
（東門・石山達也販売促進部長）
「昨年も今年もサクランボが不作な年になったと思っている。そこでギフト出荷できないものであったり、廃棄ロスされる前の果物を使ったりして商品開発できれば色んな形でみなさんにサクランボの味をお届けできると思う」
加工は米沢市の牧場に委託。
牧場内の工房で搾りたての生乳を使い、サクランボの果肉が30％以上も入った濃厚でフレッシュなアイスクリームに仕上げている。
（リポート）
「中につぶつぶっとサクランボの果肉が入っているのがわかります。すごい！ サクランボ！ これでもかというくらいサクランボの果肉の食感もあるし、風味もしっかりとあります。濃厚なミルクとの組み合わせがたまらないです」
山形のおいしいものが詰まった食材廃棄ロス削減にもつながる環境に優しいアイス。
税込み540円でサンピュアのほか、JR山形駅のアンテナショップ「おみやげ処やまがた」、ぐっと山形の隣にある「食の駅山形蔵王店」で販売している。
（東門・石山達也販売促進部長）
「海外に輸出だったり県外・遠方の人にも、季節が外れても食べてもらえるのでサクランボの時期以外も食べてもらいたい」
