宮城県蔵王町で町内の学校に保管されている昔の学校日誌から町の歴史や当時の生活などを知る展示会が開かれています。
「ちょっと昔の蔵王町」と題した、この展示会は町内の小中学校に保管されている学校日誌から当時の町の様子を伝えるものです。会場には、町内3つの小中学校の1918年から1946年までの学校日誌が写真で展示されています。
これは当時の宮尋常高等小学校の1922年7月7日の日誌です。教員・小野さつき訓導が川でおぼれた児童を救おうとして殉職し、遺体を一旦職員室に運び追悼したことなどが記されています。
遠刈田尋常高等小学校の日誌には1925年10月16日電話の開通式を行ったとの記録があり、当時の地域の暮らしがうかがえます。
蔵王町教育委員会教育総務課 川井由美課長補佐
「各地域の特徴的な活動が、学校日誌の中から見て取れる。蔵王町ならではの様子を感じてもらえれば」
展示会は8月3日まで開かれています。