仙台医療圏の病院再編を巡り、きょう(20日)午後5時まで総合病院の公募を行っていた宮城県富谷市に対し、仙台医療圏の2つの医療機関から応募があったことが分かりました。
宮城県が主導した4病院再編構想を巡り、富谷市では仙台市青葉区にある東北労災病院の移転を受け入れる計画が進められ、市はすでに11億円をかけて用地を取得していました。
しかし、今年5月、経営環境の悪化などを理由に、労災病院側が移転を断念。それでも富谷市は、黒川地域では救急搬送にかかる時間が県平均の41.7分を上回る44.8分で救急・急性期を担う新たな総合病院が必要だとして、県の後押しを受けながら、公募を行っていました。
募集要項では、開院時の病床数は100床以上で、24時間の救急医療体制を整備することや、内科や外科を中心とした複数の診療科を設置することを条件としています。
応募結果について、富谷市は20日午後5時半ごろ、市のホームページなどで正式に発表することにしています。