福岡県北九州市小倉南区の67歳の女性が、SNSで暗号資産投資などを持ちかけられ、合わせて8750万円をだまし取られる詐欺事件がありました。
小倉南警察署によりますと、北九州市小倉南区に住む67歳の無職の女性は今年3月、SNSで男を名乗る人物と知り合い、投資を勧誘されました。
そして別のSNSに誘導され、指定された口座に、投資金として20万円を振り込みました。
さらに、この人物から「このやり取りでは時間がかかる」などと言われ、紹介された暗号資産取引所で、指示に従い今月16日まで21回にわたり、合わせて8730万円の暗号資産を購入し、指定されたアドレスに送金しました。
その後、この女性は知人に相談して、だまし取られたことに気付き、19日、小倉南警察署に被害届を提出して受理されたということです。
警察は、「SNS上での投資話は詐欺の可能性がある」とした上で、友達申請やメッセージ受信の拒否をスマートフォンなどに設定するよう呼びかけています。