島根県松江市の専門学校で6月12日、著名なイタリア料理のシェフを招いて特別授業が行われ、学生が一流の技を学びました。
松江市の松江栄養調理製菓専門学校で12日、講師を務めたのはイタリア料理界の巨匠と呼ばれる片岡護さんです。
東京・西麻布の有名店「リストランテアルポルト」のオーナーシェフで、多数の著書やテレビ出演など幅広く活躍しています。
この学校では、学生たちに一流の技に触れてもらおうと5年前から毎年片岡シェフを講師に招いて特別授業を行っています。
調理師科の約70人の学生を前に、片岡シェフは、パスタや肉料理などイタリア料理の代表的な3品を調理。
実践を交えながら調理のポイントを伝えました。
リストランテアルポルトオーナーシェフ・片岡護さん:
魚介には細い麺が合います。ですからアサリのパスタは1.4ミリの太さものを使うといい。
学生:
(片岡シェフは)目分量だったけど、ちゃんと同じ味にしていたのが勉強になりました。
学生:
(片岡シェフのような)人のために美味しい料理が作れるような料理人になりたいと思った。
学校では、今後もこうした第一線で活躍する講師を招き、学生がプロの技や心構えを学ぶ機会を設けていきたいとしています。