露地栽培としては全国でも1・2を争う桃の早出しの産地 静岡市駿河区の長田地区で、出荷の最盛期を迎えた桃の品評会が開かれました。
長田地区の桃の栽培は130年ほど前から行われていて、収穫は5月下旬からと他の産地より1ヶ月以上早く始まります。
品評会には「日川白鳳」と「暁星」の2品種、18点が出品され、形や色、味などについて審査が行われた結果、金賞には杉山範子さんの桃が選ばれました。
鈴木衣緒里 記者:
金賞の桃を実際にいただいてみます。爽やかな甘みのある果汁が口いっぱいに広がります。果肉はとろけるようなやわらかさです
JA静岡市によりますと、2025年は天候に恵まれたため豊作が見込まれ、出荷量は40トンを目指しているということです。
県農林技術研究所 果樹研究センター
伊藤直樹センター長:
非常に香り豊かで甘い果物なので、芳醇な桃を味わってもらい、静岡の夏を感じてもらえたらと思います。ぜひご賞味ください
長田の桃は7月上旬頃まで味わうことができ、「じまん市」でも販売されるということです。