立憲民主党の野田代表は、国会最終盤の最大の焦点となっていた内閣不信任案の提出を見送ると表明しました。
立憲民主党・野田佳彦代表:
政治空白はつくるべきではないと私は総理大臣の経験者として思いました。
野田氏は石破内閣に対する不信任案の提出を見送る理由として、アメリカのトランプ政権との関税を巡る協議を取りあげて、石破首相が「交渉している最中に足を引っ張るような政治空白はつくるべきではない」と述べました。
こうした中、石破首相は野党各党の対応を見極める姿勢を示しました。
石破首相:
各党がどのように対応されるか、まだ具体的に承知をしておりません。そういう段階でのコメントというのはできません。
さらに石破首相は、中東情勢の緊迫化などを受けて行うガソリン価格の高騰対策について、「全国平均で175円程度の水準から上昇しないよう目指す」と述べました。