週末から始まるリーグ後半戦で甲府と対戦するベガルタ仙台。ホーム、ユアスタに帰還し、勝負の後半戦に挑みます。
前節、伝統のみちのくダービーで劇的勝利！自動昇格圏内と勝ち点２差の４位で前半戦を終えたベガルタ仙台。週末、ホームで始まる後半戦初戦の相手はベガルタ同様、堅守を誇るヴァンフォーレ甲府。難敵相手ですが、この試合、ベガルタにとって大きな武器となる「ユアテックスタジアム」へ帰還します。
森山佳郎 監督
「他のスタジアムと比べても、かなりサポーターの声援が直接選手に訴えかけるスタジアムですし、相手よりも一歩でも多く（走る）という所をもたらしてくれるので楽しみです」
約半年間の改修工事が終わったユアテックスタジアム。「劇場型スタジアム」と呼ばれるリーグ屈指のスタジアムはチームの背中を押してきました。昨シーズン、ユアスタでの戦績は１０勝４分け５敗。そのうち、収容人数の約４分の３にあたる１万５０００人以上を動員した試合では５戦全勝と、サポーターの大きな声援は結果にもつながっています。
郷家友太 選手
「（ユアスタのサポーターは）僕たちの武器でもあるので、久しぶりに満員のユアスタを見たい」
中でもユアスタでのプレーを心待ちにしている選手がいます。今シーズン、ベガルタに加入し、気迫のこもった守備でチームを後方から鼓舞する井上詩音選手です。
井上詩音 選手
「多くの人が集まる場所なので、いろんな人に元気や勇気を与えられると思いますし、おじいちゃん、おばあちゃんもみんな見に来てくれるので、本当勝ちたいなと思います」
実は、両親が仙台市出身の井上選手。幼少期に一度だけ訪れたことがあるというユアスタのピッチで躍動を誓います。
井上詩音 選手
「まずは無失点でしっかり抑えること。後半戦昇格するためにも（初戦は）絶対に落とせない一戦ですし、ここから勢いに乗っていくためにも絶対勝ちたいと思います」
ベガルタにとって大きな武器「ユアスタ」と共に！Ｊ１昇格へ勝負の後半戦が始まります。
森山佳郎 監督
「ユアスタでできることが、選手のモチベーションをプラスに持っていける。沸々とあの声援を聞いたら、みなぎってくるエネルギーがある。楽しんでほしい」
