仙台市内のスポーツクラブ。普段は運動に励むはずが、皆さんきょうは体を動かさず聞き入っています。聞いていたのは、落語の寄席。東北大学落語研究部の藤鷹亭茄子さんと六斎亭空念仏さんが、スポーツクラブの会員に古典落語を披露しました。スポーツクラブでなぜ、落語なのでしょう?
セントラルウェルネスクラブ北仙台 安藤康介店長
「笑うと筋出力というかエネルギーが満ちあふれて、筋出力が上がって握力が上がったという結果が過去にあった」
笑うことによって自律神経のバランスが整ったり、免疫力が正常になる効果は厚生労働省も認めています。
東北大学落語研究部 藤鷹亭茄子さん
「お客さんの想像力が大事なので、想像力を駆使して見るのも健康につながるのかな」
東北大学落語研究部 六斎亭空念仏さん
「やっぱり笑って元気になって、心も体も元気に晴れやかにだと思っています」
笑うと元気になるのはわかりますが、本当に握力まで上がるのでしょうか?落語を聞く前と後で測定してみました。果たして、その結果は…!
握力が上がった人も下がった人もいましたが、皆さん確実に口角は上がっていました。
参加者は(Q、握力はどうしたか?)
「少し上がった。(Q、健康になった感じはありますか?)なりましたね。だって笑えたもん」
「終わった後も同じでした。変わらなかったです。でも普段ここでも常に笑っているので、家にいる時よりここに来ると笑いが倍以上になるので」
「笑いっていうのはそんなに最近は出てこないんだけど、機会があって笑うっていうことはいいな」
「結構いつも笑っているので、おかげさまで健康です。きょうは特に楽しいことがあったので、ますます健康になると思います」