鳥取大学が導入を計画している県内の教員人材を養成する新たな入試枠について、導入に向けた事業が国の助成の対象に選ばれました。

鳥取大学:原田省学長:
地域教員希望枠を活用した教員養成大学・学部の機能強化事業の選定結果について、めでたく採択されました。

鳥取大学は、県内の教員人材を養成する新たな入試枠「地域教員希望枠」の導入を目指し、地域に根差した教員の養成に取り組む大学を国が支援する事業に応募していました。
全国の大学から24件の申請があり、審査の結果、鳥取大学の事業を含め10件が採択されました。

県内の教員不足を受けて鳥取大学が導入を計画する「地域教員希望枠」は、定員5人での設置を検討していた制度で、県内で教員として働くことを条件に教員採用試験の1次試験が免除されるなどの優遇措置が与えられます。

鳥取大学・原田省学長:
教育学部がない大学が採択されるのはハードルが高いと聞いていましたので、ちょっとびっくりしました。鳥取の地に定着する教員が育ってくれると思っています。

鳥取県・平井知事:
大きく道が開けたと思います。これから2年間準備をすることになる。地域で解決できることを積極的に動いていきたい。

鳥取大学では今後、学生の地域定着につながる新たな奨学金助成制度の設置など教員養成機能の強化策に引き続き取り組んでいくとしています。

TSKさんいん中央テレビ
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