国会の会期末が迫る中、与野党の党首がこのあと会談します。
石破首相からの日米関税交渉の説明を受け、立憲民主党の野田代表が内閣不信任案提出の是非をどう判断するかが焦点です。
国会記者会館からフジテレビ政治部・木村大久記者が中継でお伝えします。
立憲の幹部は不信任案の対応について、「慎重にも慎重に検討している。野田代表は誰にも腹の内は明かさず、今も沈思黙考しているだろう」と話しています。
党首会談は正午過ぎから行われ、石破首相はアメリカのトランプ大統領との会談で、関税交渉の合意には至らず、協議継続を確認したことを説明する見通しです。
これを受け立憲は、午後に執行役員会を開く予定です。
党内では、日米交渉や中東情勢を踏まえ政治空白を避けることを理由に提出見送りとの見方が強まっていますが、提出を求める小沢一郎議員らが賛同者を募る会合を午後に開くなど意見が割れています。
立憲の幹部は、仮に不信任案を提出する場合には、19日審議入りした「ガソリン税の暫定税率廃止法案の行方も見届けた上でなければいけない」と話していて、会期内最後の平日となる20日に向け、最後のヤマ場を迎えています。