国会の会期末が迫る中、19日、与野党党首会談が開かれました。これを受け、立憲民主党は焦点の内閣不信任案についてどう判断するのでしょうか。国会記者会館から、フジテレビ政治部・木村大久記者が中継でお伝えします。
立憲の幹部は不信任案の対応について、「慎重にも慎重に検討している」と話していて、野田代表は党首会談後も明言を避けています。
党首会談で石破首相はトランプ大統領との会談で関税交渉の合意には至らず協議継続を確認したことを説明し、引き続き協力を求めました。
野田氏は、関税交渉の状況を不信任案の判断材料の1つにする考えを示していましたが、会談後の表明は見送りました。
立憲民主党・野田代表:
もう1回メモなど反芻しながらチェックしたいと思います。(Q.決断は明日か?)反芻してから決めます。
不信任案について立憲内では、政治空白を避けることを理由に提出見送りとの見方が強まる一方、提出を強く求める小沢一郎氏らは賛同者を募る会合を開き、衆議院議員30人近く、代理を含めると60人が参加しました。
立憲民主党・小沢一郎衆院議員:
我々は国民の生活が第一と。自公政権は何を見てもそういう基本的な考えから外れている。だから不信任。
このあと小沢氏らは野田氏に会談を求める考えを示しました。
――野田代表の最終決断はいつになりそうでしょうか?
立憲は午後2時から執行役員会を開き、そしてこのあと維新との党首会談が行われることが決まりました。
関係者によると、各党に何らかの方針の説明を行うということです。
ある幹部は、19日に審議入りした「ガソリン税の暫定税率廃止法案の行方も見届けた上でなければいけない」と話していて、期限の20日に向け最後の調整が続いています。