佐世保市の老舗百貨店「佐世保玉屋」は一帯の再開発計画を断念し、営業も現状のまま継続すると発表しました。

「佐世保玉屋」の田中丸弘子社長は18日の会見で、佐世保玉屋一帯の再開発計画を断念し、今月開かれた理事会で設立していた準備組合の解散を決定したと明らかにしました。

再開発計画の断念について建築資材の高騰などを理由に挙げています。

田中丸弘子社長
「責任と役割を重く感じている。必ずにぎわいの創出、役割を果たしてこれまでの支援に報いたい」

また、田中丸社長は6月末に予定していた一時閉館や建物を取り壊す計画も撤回しました。

現在の建物のまま、営業を続けていく方針だということです。

今後は将来的にテナントを増やせるよう、耐震診断と補強工事を進めることしています。

テレビ長崎
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